そのスパイク本当にあってる? シーズン前必見 陸上スパイクのサイズあわせ

 今回はタイトルの通り、スパイクのサイズについての記事です。
 基本的に、陸上のスパイクの話として書きますが他のスポーツにも通じる話ではないかと思うので、陸上選手以外も是非読んでみてください。


 まず、なぜ「そのスパイク本当にあってる?」というタイトルにしたかという話をさせていただくと、、私自身陸上を初めてから約5年ほど27㎝のスパイクを使っていました。練習も競技もです。しかし、先輩の勧めである陸上専門店に行き試し履きをしていると「そのスパイク本当にあってる?」と言われました。5年間27㎝を履いてきたのでサイズがあっていないなんてことは考えたこともありませんでした。それでもその人の話を聞きサイズを変えたらかなり走りやすくなり、シーズンが始まるとどんどんベストが出ました。
 この話で何が言いたかったかというと、自分ではあっていると思っているスパイクも実は合っていないかもしれないということです。


 では、本題に入っていきます。
先に私がどのようにサイズを変更したかというと
 27㎝ → 25.5㎝   です。
自分ではかなりのサイズダウンだと思います。

 

 私の足はかなり人よりも横幅が広く、スパイクを選ぶときは当然前のことも考えますが、基本的に横のきつさで選んでいました。そうすると、かならずつま先に空きができてしまいます。周りを見ていると、そのような状況になっている人はかなりいるように思います。つま先に空きがあるのは良いことでないのはわかっていましたが、横がきつい以上オーダーメイドでもしなければどうしようもないのだと思っていました。
 
 これは競技でかなりのロスになっていたようです。
 店員さんに言われて、私は25.5㎝の靴に足を入れてみたのですが、当然入らないと言ったのですが靴ベラを渡されて押し込んでみろと言われ、商品を傷めては困るとも思いながらもなんとか押し込んでみました。横は当然とてもきついですし、靴ベラは二人でかかとから抜くくらいです。そんなサイズが合っていないようなスパイクですが、横はきつくてもスパイクのつま先まで指が来ていました。
 
 敷いてあったマットの上を走ってみると、今までとは明らかに違う感覚でした。
 当然といえば当然ですが、今まではスパイクの先端に足が入っていなかったのでスパイクの先端のほうでは、地面に力を加えることはできていませんでした。今回サイズを下げたことによりそれが解消され、スパイクが本来の力を発揮したのです。
 
 また、私の場合は使っているスパイクにはつま先部分に一本ピンがあり、そのピンが初めて機能したことによりさらに走りやすくなったようです。↓↓↓↓


短距離スパイクであれば、だいたいのスパイクにこのピンはあると思います。

もう一つ走りやすくなった要因としては、前があったことによりスパイク内で足がずれることがなくなったことがあるようです。自分では感じませんが、走っているとき前に空間があると足が動き、一歩一歩は小さなロスでも、何十歩、何百歩と走ると大きなロスになります。こちらについては長距離、中距離のほうが大きな影響が出るのではないでしょうか。


 このように私はかなりのサイズダウンをしましたが、これは競技で最高のパフォーマンスを出すためです。練習では今まで使っていた27㎝のスパイクを大会直前以外は履いています。横が広い人が縦でスパイクを合わせれば足にはかなりの負担がかかります。
 自分の足を痛めたりしないよう、無理はしないようにしてください。

 今まで信じてきたサイズは実は合っていないかもしれません。
 この記事をきっかけに自分のほんとにあっているサイズを見つけてもらえたらうれしいです。

先ほどの画像のスパイクの紹介です↓
サイバーブレード→https://nugyriku.blogspot.com/2017/12/cyberblade-2.html
他にもスパイクの紹介記事を書いています。
レイスプリント→https://nugyriku.blogspot.com/2017/12/raysprint-1.html
アディゼロプライムフィネス→https://nugyriku.blogspot.com/2018/12/1.html

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