陸上：400mを速く走るため当日必要なこと

　今回は超基本的な400mを速く走る方法(大会当日)を紹介します。
　なぜ混成競技専門の私が陸上関係の記事の一番最初に400mについて書いているかというと、400mは私の一番の得意種目だからです！
　私は400mで大会当日に大切なことは 　
　・気合い！
　・アップ
　・イメージ
だと思っています。

気合い

　突然抽象的で参考にならなそうなことを書いて申し訳ないのですが、私はこの「気合い」や「メンタル」などというものは400mにとって一番大切だと思っているのです。

　400mはとても過酷でラストの100mなんかはものすごくつらい競技です。しかしその苦しい場面でどれだけ自分の力を出し切れるかが、400mのタイムを上げるカギだと思います。

　「気合い」を入れるために私はいつもレース前に自分がトップでかっこよくゴールする姿を想像します。周りが自分よりどんなに速くてもです。性格にもよるのかもしれませんが、なるべくポジティブな気持ちで走ることで、「気合い」が入り、またリラックスして走ることもできると思います。400mではリラックスして無駄な力を使わないこともとても重要です。「気合い」を入れて本番の雰囲気に流されず、自分の全力を出し切れるようにしましょう。

アップ

　次はアップについてです。

　まず自分の体験を書かせてもらうと、混成種目では400mは一日目の最後の種目なので400mのアップはその前にたくさんの種目をしているので、少なめにしていました。その結果400mだけの大会に出たとき、どれくらいアップしていいかわからず結局いつもより少しだけ多めにアップしただけだった結果、ベストよりも2秒以上遅いタイムでした…

それからは、400mだけの時のアップもつくったのでベストに近い結果を出すことができるようになりました。

私は400mのアップでは

　ジョグ→ストレッチ→可動域を広げる→短い距離→やや長めの距離

を意識しています。

ジョグをたまにさぼる人がいますが、大会直前に怪我をしたらショックなのでしっかり体を温めましょう。次のストレッチには怪我防止と可動域を広げる意味があります。そのあとはいわゆるドリルと呼ばれるものでまた可動域を広げます。それから100mや150mくらいの短い距離を接地などを意識しながら数本走り、そのあとに200mや300mなどの長め距離を走ります。

　アップは人それぞれ自分にあった量や強度があると思うので、よく考えながら自分のアップを作ってください。

イメージ

　最後はイメージです。

　気合いの話でもゴールのイメージなんて話をしましたが、これはさらに細かいレース中のイメージの話です。

　400mは最初から最後まで同じ走り方をするわけではありません。指導者によっていろいろな走り方を聞きますが、どのような走り方をするにしても少なくとも400mを100mごと4分割してそれぞれどのように走るかをよくイメージしておきましょう。

　人は考えることにも酸素を使っています。レース中に走り方を意識して走るとそれだけでも酸素を消費してしまいます。自分のしっかりとしたイメージを持って、その通りに最後まで走り切るようにしましょう。

　ちなみに私が一番大切にしているイメージはバックストレートでのリラックスです。

　今回は400mの大会当日に意識できる基本的なことを紹介しました。練習しなければタイムは伸びませんが、大会当日の行動でその力をどれだけ出せるか決まります！

　また今度、400mの練習や技術的なこともかきたいと思っています。

　400mはとてもつらい競技ですが、お互い頑張りましょう！